ISPSハンダマッチプレー選手権(3回戦~決勝) 2017

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片山晋呉は27ホールの死闘に勝って「優勝以上」

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  • 昨年のホンマツアーワールドでは翌月曜に持ち越された9ホールのプレーオフで池田に敗退しているヨンハン。「あのときと同じように負けてしまいました・・・」
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  • 優勝した以上の喜びの帰還

もうヘトヘトだった。思わずグリーンに大の字で「終わった。勝って終われた。その一言に全部詰まってた」。

45歳が、26歳を相手に27ホールの死闘を演じた。
宋永漢(ソンヨンハン)との4回戦。序盤で3アップの優勢ムードも、次第に若い勢いに気圧された。

「後半は、ヨンハンが凄いゴルフをしてきた」と、14番で再びマッチイーブンを許し、さらに18番で片山が1.5メートルのチャンスを逃すと、そこからがまあ長かった。

エキストラホールは1、2、3、4ホール・・・。行っても行っても決まらない。途中でトイレに駆け込んだ。「漏れちゃったら大変」。我慢もできないほど長い、長い勝負だった。
とうとう、6ホール目にピン位置が切り替えられた。
それでも決まらず、結局9ホールまで行った。
片山が、2メートルのバーディパットで、やっと決した。9時40分のスタートから、実に5時間45分を要した。
その間「水とバナナを半分食べただけ」と、さすがに堪えた。

「僕の経験が多い分、冷静に出来たのかな。どっちが勝ってもおかしくない。歴史に残る戦いだった」。
19歳も下の選手を相手に、全力でぶつかった。
「プレーオフで、どっちが優勝するのかというようなゲームだった。この歳で、あんな年下の選手と一緒になって、こんな経験が出来るなんて、幸せだな」。
途中から、噛みしめながら回った。
疲れた体に「優勝以上」の喜びをにじませながら「明日はおじさん、やれるかしら・・・?」。

翌8日の準々決勝の相手は、32歳の塚田陽亮。この日の4回戦は、14ホールで小平に勝った。「半分以上違うじゃない。40代のおじさんが、一番ホールをこなして」。次の5回戦は戦う前から不利にも思うが「負けるなら早め。やるなら良い戦いの、どちらか」と過去5度の賞金王が潔く、8強に飛び込んだ。

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