日本オープンゴルフ選手権競技 2014

大会ロゴ

大会記事

アダム・スコットは2アンダー

  • photo1

夕焼け色の18番が、沸きに沸いた。美しい景観とは裏腹に、607ヤードの長いパー5では、この選手の凄さが「集約された」とは、この日同じ組で回った藤田寛之。ピンまで残りが256ヤードだそうだから、単純計算で351ヤードは軽く飛んでいることになる。そしてまた、そこから2番アイアンで、手前の花道を使い軽々とグリーンに乗せてきた。

ここで再び藤田がつぶやく。「こうじゃないと、オーガスタでは、勝てないんだな」。昨年のマスターズの覇者だが「今日は、僕よりもラフに行った回数が多いくらい」とは、確かに。藤田が11回のフェアウェイキープに対して、スコットは5回。
「それでも、彼はボギーを打たない。曲げてもそこからのリカバリーが凄い」と、目下賞金1位の男もつい、ため息。
「アイアンも僕と2クラブくらい違う。でもこれが、向こうじゃ普通なんですよね。これが世界基準なんですね」と、見せつけられた1日。

藤田は他の選手を気にしないタイプだが、この日ばかりはさすがに「左腰の張りが今日は強い」と言った。「振りの速さや球筋を見ていると、そんなの自分は打ちたいと思っていないはずなのに、彼のダイナミックなゴルフにつられてる」。腰の張りが何よりの証拠になってしまった。

この日、同じ組で回ったもうひとりの選手は韓国出身のアマチュア。ヤン・ガンは今年の全米アマを制した逸材だ。
加えて、どのホールでも大勢のギャラリー引き連れて、「雰囲気は日本オープンというよりも、海外ツアーで回っているような感じ」と、藤田すらもその世界に引き込まれていた。

初日2アンダーのスタートは米ツアーの昨季最終戦から数えて4週間。「それだけ試合が空いた割には、まずまず今日は、上々のスタートなのではないでしょうか」とスコット。
首位と5打差も、気にしていない。「まだ54ホールも残っていますので。ただこれ以上、差が開かないようにはしたいですね」と、微笑んだ。

» 前のページに戻る

関連記事

広告