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大堀裕次郎がゴルフ伝道の旅

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  • 牛乳をかけてジャンケン?? 子どもたちと一緒に給食を食べてくれた大堀の大学の後輩の岡野さん(手前)もありがとうございました!
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  • 元気いっぱいの東市小のみんな以上に元気いっぱいなのが、岡野校長先生!!(左端) 本日はありがとうございました

自称マイペースのB型は、子どもたちの前でも取り繕ったりしない。“完食”を徹底している学校なら、目を剥かれそう?! 大堀が2月27日に訪れた奈良市立東市小学校が、のびのびとした校風で良かった。身長182センチは、すでに幼少期から図抜けて大きかったが「関係ない。好きなものを、食べたいだけ食べればいいんですよ」と12年ぶりの給食でも、当時のやり方で押し通した。「昔から、牛乳が大嫌い。これだけは無理」と、この日もジャンケンで勝った子に譲ることで、まぬかれた。

給食を済ませるなり校庭に飛び出して、ドッジボールで速球を受け止めたかと思えば、サッカーゴールに陣取って、今度は鬼ごっこの鬼に追われて捕まった。
「暑い!! 喉渇いた~~~」と、校長式に駆け込んできた様子は、体は大きくても無邪気そのもの。

幼少期から、他人に何かを押しつけられることが、苦手だった。サッカーの練習がきついとゴルフを始めたが、1日500球の練習がまた辛くて、またサッカーに戻りたいと思ってみたり、勉強も大嫌いで「どうしようもないアホでした」と笑うが、この日応援に駆けつけてくれた大学の後輩によると「でも先輩は、試合が忙しくても、きちんと単位を取られていたし、勉強も出来る人だったと思う」。

2月14日には、同い年の石川遼も訪れた。スナッグゴルフを体験した子に、小中高一貫校でゴルフ部を擁する私立育英学園ゴルフ部への道筋をつけられないかと初のテストケースとして我々日本ゴルフツアー機構(JGTO)と、一般社団法人日本高等学校ゴルフ連盟が連携して、奈良県下でスタートさせた取り組みは、これが2校目。

細田尚希さんは大堀の母校、大阪学院大4年生でこの春の卒業を控えて、ティーチングプロを目指して同連盟で、修業中の身には願ってもない“予行演習”にもなった。
就職を間近に控えた後輩とともに、午前中はスナッグゴルフの講習会で、子どもたちの指導に励んだ。

「人前で話すのは苦手」と言いながらも、主将をつとめた大学4年時には「先生に無茶ぶりされた」と渋々ながらも学生時代から、企業相手の講演会に幾度となく派遣をされた経験があり、実は慣れている。

一見、脱力系でもやるべきことは、そつなくこなす。
子どもたちにゴルフの楽しさ、素晴らしさを伝えて歩くジャパンゴルフツアー選手会の「ゴルフ伝道の旅」。校庭から、午後は体育館に場所を移して行われた講演会で、大堀が子どもたちにどうしても伝えたいことが2つあった。

今月中旬に予定していた谷口徹の宮崎合宿でも、足首のねんざで“途中棄権”をしたように、5年目のプロ生活も含めてこの26年は、ケガの連続だった。
大学4年時には肋骨の疲労骨折で、QT受験を見合わせた経験も。
今も曲がったままの左肘は、小学時代のケガが元だ。幼いころは口べたで、それでも「女の子にモテたくて」と調子に乗って手放しで歩いていたジャングルジムから落っこちた時の古傷だ。

幸いゴルフのスイングには影響なくとも、下手すれば大惨事になっていた。この日の子どもたちも本当に元気が良くて、そんな大堀ですらさすがにタジタジ。それだけに、講演会の最後に長い左肘をぬっと差し出し、「みんなは本当に気をつけて」と、優しく注意を促した。

そしてもうひとつは、講演会のタイトルにもある通りに「夢を持つことの大切さ」だ。それは大きければ大きいほどなお良くて、「挫折しそうになったり、やめたくなったときでも大きな夢があれば、諦めずに続けていける」と、子どもたちに説いたとおりに、自身の目標もでっかい。

「僕の夢は、マスターズで優勝することです」。

岡野正宏・校長先生は管理職につかれてからも、子どもたちに混じって給食の配膳を手伝ったり、校庭の草むしりや掃除に率先して励むなど、ご自身も徹底して“歩くお手本”につとめる教育者としては「プロとして、活躍されている大堀選手のお言葉こそ、いちばん子どもたちの心にまっすぐ届く。来年はうちにもゴルフ部を作る予定です。大堀選手も頑張ってください!!」と激励を受ければ、ますます気合いも入るというものだ。
レッスン会の後で「ゴルフがもっと好きになった」とか、「大堀選手みたいにかっこいい人になりたい!!」と発表してくれた子もいて嬉しかった。岡野校長先生にまけじと自分も、これから子どもたちの大きな目標でありたい。
「今年は絶対1勝以上。初優勝目指して頑張ります」。我こそがでっかい夢に向かって今年、まずは大きな一歩を踏み出したい大堀だ。

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