和合での大会連覇を狙うのは、一昨年に続いて2度目。
岩田寛は、青木功とジャンボ尾崎に次ぐ最多の大会3勝目＆同・大会3人目の連覇を狙う。

でも、岩田はぼそりと「…青木さんとジャンボさんて何勝してるんですか？」。

通算なら青木が78勝で、ジャンボは113勝。
また本大会なら、ともに3連覇を合わせて5勝ずつ。

「僕は（通算で）5勝ですよ。一緒に比べられること自体がおこがましいです」と、殊勝なヒロシ。

「もう…何も考えたくない」と言いたくなるのは今季開幕戦での途中棄権と、68位に終わった先週大会の出来も影響する。

「気合を入れて、それでよくなればやりますが、それでよくなったためしがない。フラットがいいかな。気合も入りすぎず、やる気がないのもダメなので、フラットぐらいがいい」と、気持ちも入れようも、今季3戦目でまだ模索中。

通算5勝のうち、2勝がここ和合だ。
相性が良いのは間違いないが、「3勝したら好きっていいます。今は言えない。だって難しいもん」と、駄々っ子みたいにつぶやいた。

2年ぶりの2勝目を飾った昨年大会は、頑張ってガッツポーズを作ったものの「ダサかった」と、自分にダメ出しした。
3度目の偉業ではどんなパフォーマンスを見せてくれるか。

• 岩田 寛