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Japan Golf Tour
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2013
[ニュース]
2013年1月〜
2013.9.14
深堀圭一郎と池田勇太が「ゴルフで岩手県を元気に!!」

 
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男子ツアーはこれから秋の12連戦に突入する直前の空き週も、選手会長は寸暇を惜しんでやってきた。いくつもの山を越え、谷を越え、盛岡市内からマイクロバスで丸2時間半。あまりの長旅に「アイテテテ・・・」。こわばった腰の痛みもいとわずに、たどり着いたのは三陸の海沿いの町。
震災から2年と半。宮城県は、大学から5年間を過ごした第二の故郷という縁もあり、これまでも幾度となく足を運んできたが、この日は9月14日に初めて池田勇太が足を踏み入れたのが岩手県の宮古市だった。


 
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10メートルの防波堤も、未曾有の津波がいとも簡単に乗り越えたのは田老地区。陸地を駆け上がり、到達した波の高さを示す最大遡上高は40.5メートルの大津波に襲われた姉吉地区。宮古市役所の目の前の港では8.5メートルと観測されたが、それは単に想定外の大津波に観測機がふりちぎられて、その高さまでしか測れなかっただけのことだった。


 
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517人の市民が犠牲となり、今もそのうち96人の行方が分からない。そんな未曾有の被害を目の当たりにして、「ゴルフで岩手県を元気に」などと、簡単に口にするのもはばかられる思いだが、それでも池田がいつも言っているように、「僕らはゴルフを通してしか、貢献することが出来ないので」。特に大きな傷を負った東北3県は「早くここにも来たかった」。ゴルフで少しでも笑顔にしたい。池田のかねてからの思いがようやくいま、実現した。


 
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会場となった「閉伊(へい)川緑地ふれあい公園」は広々とした緑の河川敷に、公募で集まった54人の小学生の笑顔に溢れた。 「スナッグゴルフ体験会in宮古市」は、歴代の選手会長の息もぴったりだった。先のスナッグゴルフ全国大会では、ドリームチームを結成した池田はもはや、手慣れたもの。この日の宮古はまるで真夏がぶり返したような暑さに体調不良を訴えた子がいて、司会役のJGTOスタッフが、救護にかかりきりになった隙にマイクジャックだ。


 
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レッスン会の手順も、「もう何回も教えてきたから覚えちゃった」とスラスラと、そんな池田に感心しきりは、今回は池田の助っ人として参加した07年と、10年の選手会長。進行は池田に任せて深堀圭一郎が、子供たちの面倒を見る。
自身も一児の父親は、こちらも手慣れたものだった。子供たちとの対戦も、勝負をかってでた岩田一輝くん(磯鶏小4年)に、ちゃんと花を持たせる。パー3合戦で、なんと2打で的を射止めた岩田くんに同スコアで破れて「参りました!」と44歳のベテランプロを、あっけなく降参させた岩田くんの嬉しそうな顔・・・!!


池田はまだ27歳だが、午後から近くの勤労青少年体育センター」に場所を移して行われた「触れ合いイベント」では、途中から始まったクイズ形式のトークショーで、子供たちに37歳に間違われたばかりか、プロゴルファーというよりは「なんか学校の先生みたい!」。
「俺はそんなに老けて見えるのかよ」と、ぶつぶつと愚痴る池田に「勇太にはそういう貫禄というか、凄いオーラがあるからだよ」と、深堀は年長者の機知をきかせてすかさずなだめた。
揃って話術も巧みな歴代の選手会長は、ボケと突っ込みの役割分担も完璧に、いっときも子供たちを飽きさせることがない。
お昼に子供たちと食べたハウス食品の「めざめるカラダ朝カレー」も、池田がよそったご飯を深堀が、子供たちに手渡す手順。まずは、新選手会長の池田が仕切って、ベテランの深堀が支える。深堀は意外な特技のけん玉で場内を沸かせ、池田は縄跳びの二重跳びに2回も失敗して、「俺はゴルフ以外の運動は音痴なんだ」と、子供たちの大笑いにまみれて苦笑いだ。
岩手は遠くて、連戦の合間に足を運ぼうにも、「こういう機会はなかなか限られてしまうけど。今日は本当に楽しかった。また必ずここに戻って来ます」と深堀も池田も、子供たちに約束をした。
いま日本は2020年に、56年ぶりの東京五輪が決まって盛り上がりを見せているがその中で東北の人たちには取り残されたような思いは絶対にさせたくない。「スポーツが与える力は大きい。宮古の子たちにも、もっと元気になれる機会になればいい」と、深堀も祈る思いだ。
「この中から俺たちと一緒にツアーで戦う子が出て、さらにオリンピックにも挑戦するような子が出てきてくれれば、今日という日がもっと、大きな意味を持つ」とは池田。
そのためにも「1年だけでは足りない。周囲のみなさんにも理解をしていただきながら、長い時間をかけて活動していきたい」と、会長としての展望を語った。
「ゴルフで日本を元気に!!」:関連情報は「コチラ」

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