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Japan Golf Tour
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2009
[ニュース]
2009年1月〜
ハイビスカスカップでは選手たちが身体づくりやケアについても学ぶ
 
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成瀬克弘氏による講話会の様子

 
ハイビスカスカップ第4回全国小中学生ゴルフ伊江島大会は、青少年の健全育成と小 中学生のゴルフ技術の向上、そしてスポーツイベントによる地域活性を目的として開 催されている。


 
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選手と保護者の皆さんが熱心に聞き入った

 
大会運営においても、子どもたちを育てるという視点から、引率保護者のコース内入 場制限に加え、クラブハウス1階部分への入場も制限され、ゴルフ場の玄関を一歩入 れば、自分で全てを行わなければならないのが社会でのルールで、署名も支払いも選 手自身で行い、スコア提出も自身の責任で行った。


 
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目を閉じての足踏みで筋力のバランスを確認

 
このような大会主旨から、大会に参加するだけではなく、ゴルフに関して学習する要 素も加えられ、今年の大会では、JGTOオフィシャルアスレチックトレーナーの成瀬克 弘氏を迎えての、講話会が行われた。


 
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講話会前夜には、中学生を対象に個別の指導も行われた

 
まずは、年間24試合のうち22試合に帯同する、18年の実績を重ねる成瀬氏のトレー ナーとしての仕事が紹介された。

シーズン中は火曜日にトーナメント会場入りし、朝はスタート時刻の2時間前にスタ ンバイし、夜遅くまで60名を超える選手たちのケアを3人態勢で行い、これにより選 手の故障が減った実績があるという。

オフの期間においても、東京台場のフィットネスクラブに勤務し、プロ選手のケアに 努めている。


 
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効率の良い筋力の付け方についても指導がされた

 
プロ選手にも多くみられる傾向は、片側からのスイング運動しか行われないために、 筋力の左右のバランスが崩れ、それにより一方の筋肉に負担がかかり、そこから疲労 や痛みが発生するという、ゴルフ独特の症状が多いそうで、これを防ぐためには反対 方向のスイングを同じ回数行うことなどが解説された。

また、腰や膝の痛みは、その殆どが末端の土踏まずの筋力低下や、足首の柔軟性不足 などから発生するもので、それぞれの発生源や対応策についても具体的に説明がされ た。


成長期の注意点としては、ミネラルを多く含む食品を摂取することを心がけ、成長ホ ルモンが分泌される午後11時から午前2時の時間帯にしっかりと睡眠をとる大切さ と、骨の成長を阻害するような筋力トレーニングは避けたほうが良い等のアドバイス も行った。

大会前夜や講話会終了後は、選手や保護者たちが次々と質問やトレーニングメニュー について相談にやってきて、実際に痛みを持つ選手への筋力の付け方やストレッチの 方法など、実演による指導も行われた。

ジュニアゴルファーへのトレーニングや身体のメンテナンスなど、まだまだ情報が少 ない状況で、今回の講話会は有意義なものとなったようだ。

<講話会のテーマ>
ジュニアゴルファーの身体づくりとメンテナンス

<講師プロフィール>
JGTOオフィシャルアスレチックトレーナー 成瀬克弘
* 学生時代からトレーナーとしての基礎を修学
* 日本体育協会公認アスレチックトレーナー、鍼灸師、日本体力医学会員、健康運
* 動指導士、財団法人日本ゴルフ協会アンチ・ドーピング委員
* 1992年から男子プロゴルフトーナメントで選手のケアに従事
* 「JGTOオフィシャルアスレチックトレーナー」として活躍

<トレーニングの注意点>
(1)反動をつけない
(2)可動範囲を無理に広げない
(3)ゆっくりなスピードを心がける
(4)週に3回以上、同じ部位を行わない
(5)最大筋力に挑戦しない
(6)関節に痛みがあれば中止する
(7)栄養と休養をしっかりとる

<有酸素運動の参考例>週に2〜3回のペース
(1)持久走 30〜40分
(2)ダッシュ 20〜30M x 5〜10本
(3)階段のぼり 30M x 10本
(4)腹筋 2種類20回 x 2本
(5)背筋 2種類20回 x 2本

<自加重トレーニングの参考例>週に2〜3回のペース
(1)スクワット 20〜30回 x 3本
(2)ランジ 20回 x 3本
(3)ジャンプ 20回 x 3本
(4)腕立て 20回 x 3本
(5)懸垂 10回 x 3本
(6)スコーピオン 20回 x 3本
(7)腹筋 20〜30回 x 3本
(8)背筋 20〜30回 x 3本

<ウェイトトレーニングの方針>中学の後半以降
(1)まずは負荷を使う前に、自重を使ったトレーニング
(2)筋力強化の前に腱・靭帯の強化を
(3)手・足の強化よりも、体幹の強化を
(4)過度な柔軟性よりも関節の安定性を重視
(5)どんな動きも、正しいフォームを身につける

<身体づくりの注意点>
成長期の筋力トレーニングは、骨の成長を抑制してしまうため避けたほうが良い。

<食事の大切さ>
ミネラルを含む食物をしっかりとる
豚肉、黒糖、野菜、くだもの、海藻など
朝食をしっかりとる

<睡眠の大切さ>
夜11時から午前2時までの間に、成長ホルモンが最も分泌される。

<保護者の皆さんへ>
たとえジュニア時代では1番でも、大人になってもまだ1番でいられるとは限らな い。それよりもいまは、結果に一喜一憂することなくのびのびとゴルフをやらせてあ げてほしい。 ジュニア時代には成功よりも挫折の経験が大切。沢山の挫折を経験して向上心を養っ て。親御さんは過剰な期待を課すことなく温かく見守って。


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