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| すし石垣「先生にはまだまだだ、と」 |
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前半の9ホールをすべてパー。絶好のバーディチャンスをいくつか外しながら、耐えに耐えてきたすしだったが、首位タイで迎えた最終18番で大トラブルだ。
大きく右に曲げたティショットは、丈高い草の中。第2打をひとまず出すしかすべがなく、その時点で前組でプレーしていたジーブ・ミルカ・シンは、バーディでフィニッシュ。
プレーオフに進むためにも、是が非でもバーディが欲しいこの最後のチャンスホール。 手痛いミスに、グリーンエッジからのバーディトライも無情にカップを行き過ぎた。
結局、2打差で破れた18番グリーンで、フェアウェーに向かってそっと手を合わせたすしは、25日に急逝した恩師が頭にあったに違いない。 再び開いた目には、うっすらと涙がたまっていた。
悔しさをこらえ、「崩れると思っていたでしょう?!」と取り囲んだ報道陣に向かっておどけたすし。
高校時代の野球部監督、佐藤明広さんの訃報に動揺しながら「先生が力を貸してくれた」と3日目に単独首位に立った。 今大会のあと、いったん実家の埼玉に戻り、通夜に駆けつける予定だった。 そこで、優勝報告と行きたかったが「先生にはまだまだと、言います」。
ツアー初Vこそ逃したが、この日はイーブンパーで踏みとどまって単独2位は自己ベストだ。 「オーバーパーを打って負けたわけではないし、ひとつステップが上がれた気がする。今日は予選2日目という気持ちでやって、集中も出来ていた。優勝する力はあると思うので、また次ですね」。
そう話して、慌ただしく羽田行きの飛行機に飛び乗った。
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