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| すし石垣「明日も新聞、見といてね!!」 |
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シード2年目の今季はこれまで、予選通過がまだ2試合しかない。いつも明るいキャラクターも、シーズンも中盤を迎えようというこの時期に、さすがにこの状況では・・・。「毎日、夜も眠れない」とは、半分ジョークも混じっていようが、「切羽詰まっている」のは間違いない。
抑えきれない焦りで、「頭の中がどうしても、ゴルフ一辺倒になってしまう」。 ラウンド中に、大好きな“競艇”のことを考えるようにしているのは、ゴルフに対してつい神経質になってしまうのを防ぐためでもある。
スタートの瞬間の緊張感。 全速でターンしたときに上がる激しい水しぶきと躍動感。 「間近で見ると、相当の迫力。あのスピード感と、ファイティングスピリッツはまさにプロスポーツの真骨頂です」。
すしがそんな競艇の魅力にとりつかれてから十数年。 その間に、競艇界の親友も増えた。
「ゴルフの調子は良いのに、結果が出ない」。 そんな相談を持ちかけたすしに、「もうひとつ上のレベルを狙ってやらないと」とのアドバイスを送ってくれたのは、川崎智幸選手だ。
予選落ちのたびにふらりと競艇場に顔を出すすしに、「そんなヒマがあったら球を打て。予選通過できるまでここには来るな」と叱ってくれたのは、太田和美選手だ。 いまのゴルフ界なら、「タイガー・ウッズに匹敵する選手」と、すし。 26歳で“賞金王”に輝き、いまもその世界でトップを走り続けている。 「彼らから、ゴルフにも通じるプロ根性をたたき込まれた」と、すしは言う。
そんな彼らも今週は、大きなレースの真っ最中だ。 愛知県の蒲郡競艇で、競艇界の最高峰のひとつ「SGオーシャンカップ競争」に出走中だ。
川崎さんも太田さんも、いつもすしの成績を気にして、新聞をチェックしてくれているという。 「きっと、今日も成績表を下から探して“あれ、すし出てないじゃん”て言うんだろうなあ・・・」。 ところが、意外にも一番上にその名前を見つけてたいそう驚き、そして喜んでくれるだろう。
その表情を想像しながらすしは言った。 「蒲郡のみなさん、明日もちゃんと新聞見といてね!」。
レースも27日(日)が最終日。 その日こそ自分もツアーで初の頂点に立ち、日頃の友情に報いたい。
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