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| ジーブ・ミルカ・シンが17歳にメッセージ |
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その強さには、同組で回った石川遼も感心しきりだ。「昨年(初日)も同じ組で回ったけれど、去年よりも相当強くなっていると感じた」との素朴な感想が、何より的を得ている。
世界を股にかけるインターナショナルプレーヤーは、今年もおよそ20カ国でプレー。 米、欧、亜、日の各ツアー計36試合に出場して欧1勝、亜1勝。 アジアンツアーは、自身2度目の賞金王に輝いた。
そして日本ツアーはまず、逆転の通算3勝目をあげた今年7月の「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」。 その約4週前に、欧州ツアーでラフからのショットの際に、右足首を負傷していた。 ひどい捻挫は医者から「4週間はゴルフを控えるように」と忠告を受けたが、「ゴルフは絶好調だったから」。 ドクターストップを振り切っての来日、そして優勝に「みんなは、僕をクレージーだと言うだろうね」と、笑ったものだ。
そして今季36試合目のこの週は、妻の流産という不幸を乗り越え4日間、安定したプレーで2年ぶりの大会2勝目。日本ツアーは通算4勝目。
毎週のように、国境を越える旅も苦にしない屈強な体力は母国仕込みのヨガで養われた。 驚異の集中力は、暗い部屋で灯したロウソクの火を2分間、瞬きもせずに見つめ続けるというユニークは方法で磨かれた。
はがねのような肉体と、不屈の精神力で毎年40試合近くを戦い抜く。 まだ2週後に、37試合目のアジアンツアー「ボルボマスターズ」を残し、「僕の場合は試合にいっぱい出たほうが良いプレーが出来るから」と、こともなげに言う。 2003年に日本ツアーでシード落ちを喫し、ロッカールームで泣き崩れた男は年々その強さを増していく。
「今年は特にゴルフの内容も良くて、ベストシーズン。そのうちいつか、自分もメジャーで勝てるかもしれないという気持ちになりました」。 自信に満ちた物言いには、風格さえ漂う。
この日のラウンド中は、石川にこんなメッセージを残した。 「君には才能がある。だから日本を飛び出していろんな国で経験を積んで欲しい。それが、世界チャンピオンにつながるんだよ」。 世界を夢見る17歳には、他の誰に言われるより説得力があっただろう。
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