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| ディフェンディングチャンピオンの武藤(右)は、予選2日間谷口と同組に「僕はまだまだ」と気合を入れなおしていた |
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武藤俊憲は予選突破を果たしても・・・
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スタートの10番ティで、ちょっとヘコんだ。スタート係のスタッフに「お名前は・・・?」と聞かれたのだ。隣に座っていたスタートアナウンサーが慌てて、「ディフェンディングチャンピオンの武藤プロですよ」とフォローしてくれたが、さすがに落ち込んだ。 「去年も頑張ったのに・・・1勝したぐらいじゃまだ、ダメなのかな・・・」と、寂しくつぶやく武藤にすかさず突っ込みを入れたのが、同じ組の谷口徹だ。
「そりゃあむっちゃん、4勝も5勝もしないとしょうがないよ」と、言われて納得しないではいられなかった。
谷口には、いつもハッパをかけられる。 時には、手厳しいことも言われてムカつくこともあるが、「言われても当然」。 今週、予選2ラウンドを同じ組で回って痛感させられた。 「谷口さんに比べたら、僕はまだまだ」。
昨年と立場は逆転し、通算7アンダーで優勝争いに加わった谷口に対して、武藤はイーブンパーの50位タイでギリギリの予選通過を果たしたが、残念ながら最終日はラウンドできない。
大会初日に暴風のため中止となったが、ツアーの基本コンセプトである72ホールの消化を目的に、最終日の20日(日)に1日2ラウンドで競技を行い、順位を決定することになった。 その際に、コースメンテナンスの状況やテレビ中継の時間等を配慮して、トーナメント規定第11条(2)の③および⑤を適用し、史上初めて決勝ラウンドでプレーできる人数を制限することになった。 そのため、最終日に挑めるのは通算2アンダー33位タイまでのツアープレーヤー40人とアマチュア1人ということになった。
武藤を含む、42位タイ以下の選手は予選ラウンド終了時点の順位に基づく賞金(棄権、失格が出た場合を除く)は受け取れるが連覇達成の夢は完全に絶たれ、改めて谷口の言葉を反芻した。 「4勝、5勝と続けて勝てる選手になれ。そうして初めて、ファンに名前を覚えてもらえるのだから」。 次の2勝目は、ひとまず翌週に持ち越しだ。
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