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関西オープンゴルフ選手権競技 2024

ポイント競技⇒関西オープンへ! 新村駿=新星現る

2年ぶりに復活したツアー唯一のポイント競技で新星が現れた。


12日に大会を終えた「For The Players By The Players 」で通算33点を記録。4位タイに入った新村駿(にいむら・しゅん)は22年の12月にプロ転向し、レギュラー試合はそれが3戦目(アマ1試合)。



初日は5点と、稼ぎ損ねて60位と出遅れたが、2日目の4点でなんとか初の決勝に進出し、3日目の12点で12位タイに上がると、最終日は堀川未来夢(ほりかわ・みくむ)片岡尚之(かたおか・なおゆき)と同組。

2人とも人気者だ。


「組み合わせに恵まれてギャラリーさんも多くて」と緊張したが、スタートの1番で「朝イチバーディ。張りつめていた気持ちがほどけました」とさっそく顔を売り、そこから前半5つのバーディで一気に10点を追加した。


後半12と15番でさらに2ポイントずつ獲得し、初Vすら見えてきたところで、17番のチャンス逃しと、18番の池ポチャは残念だったが、最後2メートルのボギーパットは「絶対に入れる!」。

失点1にとどめて、トップ5に食い込み今週16ー19日開催の「関西オープン」の資格を取った。 


「関西オープン」アクセス チケット 出場選手


プロ転向した日大4年時の2022年のファイナルQTは棄権。
原因は、学生試合からの連戦の影響で、セカンドQT前に発症した「腰椎分離症」のためだ。


痛み止めを打ちながらサード⇒ファイナルと勝ち上がり、ファイナルも「よちよち歩き」(新村)で懸命にプレーを続けたが、2日目に断念。

ケガが響いて今季も資格がなく先週も、また先々週(ABEMAツアー)も推薦での出場だった。


希少なチャンスを次につなげた。
「こうして機会をいただいて僕は恵まれている。出られる試合で精いっぱい、自分のプレーができれば」。


武器は、小学時代に全国大会で3度のV経験もある極真空手で鍛えた体を使った飛距離。

先週の最終日は12番で350ヤードも飛ばしたそうだ。
豪打にものをいわせて「ビビらずにプレーしたい」と、今週も上を見る。


昨年の賞金レースを引っ張った中島蟬川平田と同学年。

憲聖(けんせい=平田)と(先週の)3日目に同組で回って勉強になりましたし、啓太(=中島)は関東でずっと一緒だったし、蟬川は日大(=新村)と東北福祉大(=蟬川)で戦ったし、今でも一緒にご飯にも行く」。

蟬川が昨年、プロ初Vを飾った今週の「関西オープン」は堂々と自力でエントリー。

こっから追いつく。 出場選手


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